噛む機能を回復させる治療
インプラントとは歯を失ってしまった所に人工歯根を埋め込み、そこに人工の歯を被せることで、天然歯とほとんど同じ状態まで回復させる治療法です。
インプラント治療はブリッジや入れ歯とは異なり、土台となる歯を削ったり、バネを他の歯にかけたりしないので、健康な他の歯に全く負担をかけないことにより、歯の寿命を延ばす事ができます。
自分の歯のように噛む喜び
硬いものを食べたときの違和感や痛み、入れ歯を装着しているときの異物感や話しにくさに悩まされることなく、硬いものがしっかりと噛め、話すときも発音しやすい自然で美しい「歯」が特徴です。
人前で話しをする機会が多い職業の方は、口元に違和感があると目立ちます。
特にアナウンサーやサービス業・営業職の方などは発声もはっきりさせなければなりません。
インプラントはそういった問題を解決します。
入れ歯をすると味や熱さが今までとは違った感じに感じられたり、硬いものなど好きなものが食べられなくなるケースが見られます。
突然入れ歯がはずれたり、よだれが出てきたりと、外食をするのをためらうような事も多いと聞きます。
インプラントの場合、入れ歯と違って、味も今までと変わらずに食べられますし、熱さもはっきりと伝わります。
完全に噛む事が出来ますので、硬いものも難なく食べる事が出来ます。咀嚼機能が正常に戻れば唾液も出るようになり、今まで以上に食事を美味しく食べる事が出来るでしょう。
スポーツ選手などは、力を込める時しっかりと口を噛み締めます。
入れ歯の多くは噛みあわせに問題があり、こすれて痛かったり、歯にしっかりとはまっておらず、歯茎を痛めたりしがちです。インプラントならば、完全な噛みあわせを作れますのでグッと噛み締める場合にも全く問題がありません。
インプラントはとても優れた治療法ではありますが、手入れが大変なのも事実です。手入れを手抜きしてしまうと菌が繁殖しやすく、歯周病、歯肉炎、歯槽膿漏などになりやすいのです。又、歯茎が弱るとインプラント自体にも支障が出てきます。食事の後は必ず歯磨きをするなど、口の中を清潔にしておく事がまず肝心です。